繰り返す頭痛の本当の原因|首・肩の筋膜と自律神経の視点から
「偏頭痛がひどくて…」と話してくださる方が多いのですが、
よく聞いてみると、頭全体が重い・締め付けられる・肩こりと一緒に出るという症状のことも多いです。
そういった繰り返す頭痛の背景には、首・肩の筋膜や自律神経の状態が関わっているケースがあります。
この記事では、繰り返す頭痛の原因と、筋膜の視点からのアプローチをお伝えします。
Contents
繰り返す頭痛で最も多いのは「緊張型頭痛」
頭痛にはいくつか種類がありますが、日本人に最も多いのが「緊張型頭痛」です。
特徴はこんな感じです。
「頭全体が締め付けられるような重い痛み」
「首・肩のこりと一緒に出る」
「夕方・疲れたときに悪化する」
「薬を飲めば楽になるが、またすぐ繰り返す」
ズキズキと脈打つ片頭痛とは異なり、じわじわとした重さや圧迫感が特徴です。
なぜ首・肩が頭痛と関係するのか
緊張型頭痛の背景には、首・肩まわりの筋膜の緊張が関与していることがわかってきています。

特に、後頭下筋(首の付け根の深い筋肉)・上僧帽筋・胸鎖乳突筋などの筋膜に硬くなった部分が生じると、そこから頭への放散痛が起きることが報告されています。
頭が痛いからといって、原因が頭だけにあるとは限りません。
首・肩の筋膜の緊張が、頭痛として感じられているケースがあります。
▶︎ 肩こりの原因は筋肉だけじゃない|筋膜から見た本当の理由
スマホ・デスクワークが頭痛を引き起こす理由
長時間のスマホ操作やデスクワークで頭痛が出やすい方は、姿勢が関係しているケースがあります。

頭が前に出た姿勢が続くと、頭の重さを支えるために首・後頭部の筋膜が慢性的に緊張した状態になります。
この緊張が蓄積すると、頭痛として現れてくることがあります。
研究では、前傾姿勢・頚椎の可動域制限・深部頚筋の機能低下が緊張型頭痛と関連していることが報告されています。
ストレスや疲れで悪化する理由
「疲れがたまると頭痛が出る」「精神的なストレスが強い時期に悪化する」
そういった方は、自律神経の関与が大きいケースがあります。
ストレスや疲労が重なると交感神経が優位になり、首・肩まわりの筋膜の緊張が高まります。
その結果、血流が低下し、頭痛が起きやすい状態になると考えられています。
薬で抑えても繰り返す理由
頭痛薬は痛みの信号を抑えることはできますが、筋膜の緊張や姿勢・自律神経の状態そのものを変えるわけではありません。
そのため、根本にある状態が変わらないまま繰り返す、というサイクルになりやすいです。
また、頭痛薬を飲みすぎることで「薬物乱用頭痛」と呼ばれる状態になり、さらに頭痛が起きやすくなるケースもあります。
「薬が手放せない」という状態が続いている方は、一度、頭痛の背景を整理してみることをおすすめします。
筋膜の視点からできること
頭痛に対して筋膜からアプローチする場合、首・後頭部だけでなく、肩・胸郭・呼吸のパターンなど、体全体のつながりを確認しながら進めます。
どこの筋膜が緊張しているのか・どこに負担が集中しているのかを確認し、そこに働きかけることで、頭痛が起きにくい体の状態を目指していきます。
「ずっと頭痛薬が手放せない」「整体に行っても変わらなかった」という方は、一度ご相談ください。