こんにちは！

静岡市葵区鷹匠の筋膜整体ASTERRISE（アスタライズ）の丹勇人です。

　

前回のブログ（最近のゴルフと、スイングが変わる“体の感覚”について）では、僕自身のゴルフラウンドの中で 「感覚のちょっとした違いで、打球が大きく変わる」ということを感じたエピソードをお話ししました。

　

今回はそこから少し専門的に、 『感覚って何なのか？』『筋膜とどう関係しているのか？』 というお話をしていきたいと思います。

　

難しそうに思えるかもしれませんが、なるべく噛み砕いて書いていくので、 ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

「感覚」とは何か？

僕らが「体の感覚」として捉えているものには、いくつか種類があります。

その中でも重要なひとつが『固有感覚（Proprioception）』と呼ばれるものです。

　

もちろん、視覚や前庭感覚（バランスを感じる感覚）なども同じように大切で、 どれかひとつが優れていればOKというわけではありません。

　

それぞれが影響し合いながら、僕たちの身体感覚はバランスを取っています。

　

これは、自分の体の位置・動き・力の入れ具合などを脳に伝えるセンサーのようなもの。

　

このセンサーは、筋肉・腱・関節、そして“筋膜”にも多く存在していると言われています。

つまり、筋膜の状態が乱れていると、感覚のズレが起きることがあるのです。

筋膜ってそもそも何？

筋膜とは、筋肉や臓器を包み込み、体全体をつなげている結合組織のネットワークです。

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「第二の骨格」とも言われるくらい、姿勢や動きに影響を与える存在で、 最近ではアスリートの世界でも注目されています。

　

筋膜は柔軟で滑らかに動く状態が理想ですが、

・姿勢の偏り
・使いすぎ
・ストレスや過緊張

などの影響で“滑りの悪さ”や“硬さ”が生じることがあります。

　

この状態を放っておくと、体のどこかで「詰まり」や「痛み」「違和感」を感じるようになることも。

筋膜と感覚の関係（少し専門的に）

筋膜には、感覚受容器（Ruffini・Pacinianなど）と呼ばれる 『情報センサー』が多数存在しています。

　

このセンサーたちが、身体の動きや張力、圧力などを感知して、 脳にフィードバックを送る役割を担っているのです。

　

つまり、筋膜の状態が「滑らかで適度に張力がある」状態だと、 このセンサーの働きもスムーズに行われ、感覚のズレが起こりにくくなります。

　

逆に、筋膜が高密度化（＝硬く厚くなる）してしまっていると、 感覚の伝達がうまくいかず、「動かしづらい」「力が入りづらい」といった違和感につながることがあります。

感覚を“整える”ということ

整体の中では、筋膜の滑りの悪さや硬さを見極め、 その部分の“滑り”を良くしていくような施術を行っています。

　

この滑りが整ってくることで、 「動きがスムーズになる」「感覚が変わる」といった変化が出てくることがあります。

　

最近では、肩の違和感があった方に対して、 実際には股関節周囲の筋膜の滑走不全を整えることで、 スイング時の違和感が改善したケースもありました。

　

身体の“つながり”を見ながら整えることが、 感覚の再構築につながるひとつの手段になると感じています。

まとめ

・「感覚」は筋膜と深くつながっている
・筋膜の滑りの悪さや高密度化で、動きや感覚にズレが出ることがある
・滑りを整えることで、動きや感覚が変わることも

　

スイングがしっくりこない、身体の動きに違和感がある。
そんな時は「技術的なこと」だけでなく、
『筋膜の滑りを良くする』ことで、変化が出るかもしれません。

　

身体は、想像以上に繊細です。
だからこそ、丁寧に整えてあげることが、
パフォーマンスの向上にもつながると感じています。

　

読んでいただき、ありがとうございました！

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