痛みとは何か?ASTERRISEの考える『痛みの意味』
痛みと聞くと、多くの方は「ケガをしているから痛い」「炎症が起きているから痛い」とイメージされる事が多いと思います。
もちろんそれも一つの側面ですが、実際にはもう少し複雑です。
現在、痛みは次のように定義されています。
『実際の、または潜在的な組織損傷に関連する、あるいはそれに類似した、不快な感覚的・情動的体験』(IASP)
少し難しく感じるかもしれませんが、この中にはとても重要なポイントがいくつも含まれています。
痛みは感覚だけでなく感情も含まれる
痛みというと、「ズキズキする」「重い」といった身体の感覚をイメージしやすいですが、それだけではありません。
実際には不安や怖さ、嫌な感じといった感情的な面も含まれています。
つまり痛みは、単なる痛みという刺激ではなく、脳で作られる体験だったりもするわけです。
ケガの大きさと痛みは必ずしも一致しない
もう一つ大切なのは、痛みが必ずしも組織の損傷と一致しないという点です。
・実際にケガをしていなくても痛みが出ることがある
・逆に損傷があっても痛みを感じないこともある
こういったことは、みなさんも経験があるのではないでしょうか。
例えば、
川や海に入っているときに足の裏を切っていても、その場では気づかず、あとで切れて血が出ていると気づいた瞬間から急に痛みを感じる。
このように、身体にダメージがあってもすぐに痛みとして感じるとは限りませんし、意識したタイミングで痛みが強くなることもあります。
つまり、痛みの強さ=ケガの大きさとは限らないということです。
痛みは「その人の体験」である
同じような状態でも、生活環境やこれまでの経験であったり、心理状態によって、感じ方は大きく変わります。
「同じような症状なのに、人によって痛みが違う」
こういった現象が起こるのはこのためです。
もう一つ重要な考え方として、
身体には危険を察知するセンサーがありますが、その情報がそのまま痛みとして感じられるわけではありません。
脳がその情報をどう判断するかによって、痛みとして感じるかどうかが変わります。
痛みは「身体の状態を教えてくれるサイン」
ここまでをまとめると、痛みは
・単なるケガの結果ではない
・身体・感情・環境などが影響する
・脳が統合して作る体験
ということになります。
だからこそ、痛みはただの悪いものとして扱うだけでなく、今の身体の状態を教えてくれているサインとして捉えることも大切だと考えています。
最後に
痛みは思っている以上に単純なものではないことを学べば学ぶほど感じます。
「どこが悪いのか」だけでなく、「なぜその状態になっているのか」という視点を持つことで、見え方が大きく変わることもあります。
もし今、痛みで悩んでいる方がいれば、自分の身体がどういう状態にあるのかを一緒に整理して、ASTERRISEで解決していきましょう!