「いい姿勢」ってなに?実はあいまいな“正しい姿勢”の話
こんにちは!
静岡市葵区鷹匠にある筋膜整体ASTERRISE(アスタライズ)の丹勇人です!
今回は、「姿勢」についてのお話です。
整体や整形外科、ジム、パーソナルトレーナーさん……
いろんな場所で「姿勢が悪いですね」と言われたことがある方、多いのではないでしょうか?
中には「胸を張って!」「背筋を伸ばして!」「反り腰だから!」と、たくさんの指導を受けてきた方もいると思います。
最近では、YouTubeやSNSなどでセルフケアやエクササイズ動画も簡単に見られる時代です。
便利な反面、「結局、どれが正しいの?」と迷子になってしまっている方も少なくありません。

↑こんな姿勢の方意外と多いです!(特に気をつけて意識している方!!)
実際に、ASTERRISEに来られた方の中にも、
「姿勢を意識しすぎて、逆にしんどくなってしまった」
「言われたとおりに胸を張ったら、肩や腰が余計につらくなった」
という声がよくあります。
そもそも、「正しい姿勢」って、何でしょう?
“正しい姿勢”ってあるの?
教科書的にいえば、骨盤が立ち、背骨が自然なS字カーブを描き、頭が骨盤の真上にある
そんな理想的な姿勢が「正しい姿勢」とされることが多いです。
でも、それは“基準”であって、“誰にでも当てはまる正解”ではないと思っています!
人の体はみんな違います。
骨格や筋肉のつき方、関節の可動域、感覚の鋭さ、過去のケガや日常の動作パターン
全てが違うからこそ、「この姿勢が正しい!」と決めつけるのは、実はちょっと危ない気がしています!
さらに、Steccoら(2014)の研究でも「静的アライメント(止まっているときの姿勢)だけで痛みの発生リスクを判断するのは難しい」とされています。
つまり、見た目が悪い=必ずしも体に悪いとは言い切れないかもしれません!
『いい姿勢』=痛みが出ない姿勢?
では、「いい姿勢でいれば、痛みは出ないのか?」
これも、答えはNOだと思っています。
確かに、悪い姿勢を取り続けていると、どこかに負担がかかって痛みが出ることはあります。

でも、それと同じくらい、「いい姿勢を意識しすぎて疲れてしまう」「力が入りすぎて動きにくい」など、逆の負担が出ることも多いです。
体って、本来は自然にバランスを取ろうとします。
座っていても、立っていても、微妙に揺れながら筋肉や筋膜、神経が連携して、姿勢を保っているんです。
だからこそ、「静止しているときの形」だけじゃなくて、「動きの中でどう保てるか」「どう疲れにくいか」が大切。
過去のケガや痛みが、姿勢に影響していることも
姿勢が崩れているからといって、「ただのクセ」とは限りません。
例えば、昔に足を捻挫して、それをかばうような動きをしていた結果、姿勢が歪んでしまった
あるいは、今感じている腰の痛みのせいで、無意識に体重を逃して立ってしまっている
そんなケースも、よく見られます。
姿勢を整えていくためには、見た目だけを変えようとするのではなく、
「なぜ今、この姿勢になっているのか?」を丁寧に読み解いていくことが大切です。
次回は「動ける姿勢」について
ということで、今回は「いい姿勢」の曖昧さについてお伝えしました。
次回は、「じゃあ、どんな姿勢を目指せばいいの?」ということで、
ASTERRISEが大切にしている“動ける姿勢”の考え方についてお話ししていきます。
読んでいただき、ありがとうございました☺️
筋膜整体ASTERRRISE(アスタライズ)

静岡市葵区鷹匠で、筋膜に着目した整体を行っています。
理学療法士としての経験と、『世界基準の筋膜マニピュレーション®』を活かし、
「長年の痛みや不調がなかなか良くならない」方に向けたサポートをしています。
- 静岡市で唯一、筋膜マニピュレーション®正式認定
- 理学療法士歴10年以上
- スポーツでの後遺症・慢性痛(肩こり・腰痛など)・自律神経の不調にも対応
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