肩の痛みの原因とは?構造と病態から読み解く“本当の理由”
こんにちは!
静岡市葵区鷹匠にある筋膜整体ASTERRISE(アスタライズ)の丹勇人です。
今回は、日常生活でも悩む方の多い「肩の痛み」について、
構造や病態をもとに、専門的な視点からわかりやすく解説していきます。
「腕を上げると肩が痛い」
「夜中にズキズキして目が覚める」
「服を着るのがつらい」
そんな症状でお悩みの方にとって、
「何が原因なのか?」を知るきっかけになる記事になればと思います。
肩関節の構造と不安定性について
肩関節(肩甲上腕関節)は、上腕骨と肩甲骨のくぼみで構成される球関節です。

非常に自由度が高く、前後・上下・回旋など多彩な動きができるのが特徴ですが、
その反面、関節の安定性がとても低いという構造的な特性を持っています。
実際、肩の安定性は主に筋肉や靭帯、関節包、腱板(ローテーターカフ)など、
周囲の軟部組織によって保たれています。
このバランスが崩れることで、痛みや動かしづらさといった不調が起こりやすくなるのです。
肩の痛みに多い代表的な病態とは?
■ 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎/凍結肩)
関節包に炎症が起こることで、動かしたときの痛みや可動域の制限が出ます。
特に進行すると、肩が固まって動かなくなる“凍結肩”になることも。
夜間の痛み(夜間痛)も特徴のひとつで、睡眠にも影響が出てしまうケースがあります。
■ 腱板損傷(ローテーターカフの部分断裂など)
肩の安定性を支える腱板(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)に損傷が生じることで、
肩を上げるときの痛みや、力が入りにくいといった症状が現れます。
特に中高年層や、スポーツで肩を酷使する方に多く見られます。
■ 上腕二頭筋長頭腱炎・石灰沈着性腱炎
肩の前側に痛みが出たり、ある日突然激しい痛みに襲われたりするのがこれらの特徴です。
MRIでは確認できることもありますが、周囲組織との関係性も深く、
慢性的な炎症や組織の滑走性の低下が背景にあることもあります。
肩以外が原因のことも?
実際の施術現場では、「肩に痛みがある=肩だけが原因」とは限りません。
たとえば、
- 胸郭(肋骨・胸骨)の硬さ → 肩甲骨の動きが悪くなる
- 首(頚椎)の問題 → 神経を介して肩や腕に痛み・痺れ
- 背中・腹部の筋膜の滑りの悪さ → 上肢のスムーズな動きに影響
このように、体全体のつながりの中で肩の機能を見ていく必要があります。
実際、筋膜は全身を覆っているネットワーク組織のため、
どこか一部の“滑り”が悪くなると、その影響が遠く離れた部位にまで及ぶことがあります。
次回は「筋膜の視点から肩を見る」
今回は、肩関節の構造や代表的な病態についてお伝えしました。
次回の後編では、ASTERRISEで行っている筋膜アプローチの視点から、
「肩の痛みにどうアプローチしているのか」について具体的に解説していきます。
「治療を受けてもあまり改善しない」
「動きや感覚がなんとなくおかしい」
そんなお悩みがある方は、ぜひ次回もチェックしてみてください。
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