筋膜マニピュレーションとは？

筋膜マニピュレーション（Fascial Manipulation®）は、イタリアの理学療法士ルイジ・ステッコ氏によって開発された、科学的根拠に基づく徒手療法です。

従来の筋膜リリースとは異なり、単に「筋膜をほぐす」のではなく、

• 筋膜の異常な張力や滑走障害を解消し、全身のバランスを再構築する
• 痛みや運動制限の「根本的な原因」を特定し、機能回復を促す

といった明確な目的を持っています。

筋膜は単なる結合組織ではなく、筋肉、神経、血管、内臓とも密接に関わり、全身を統合する「ネットワークシステム」の役割を果たします。このネットワークの異常が、慢性的な痛みや可動域の制限を引き起こします。

筋膜のつながりと痛みの発生メカニズム

筋膜マニピュレーションでは、痛みがある部位＝原因部位ではないという視点で評価を行います。

例えば…

• 慢性的な腰痛が、足首の筋膜の可動制限による代償動作から生じていた
• 肩こりの根本原因が、手や腕の筋膜の滑走障害だった

このように、症状が発生している部位と本来の原因となる部位が異なるケースが多く見られます。

この「筋膜のつながり」を評価し、的確なポイントにアプローチすることで、局所的な対処ではなく、全身のバランスを調整することが可能になります。

筋膜マニピュレーションの施術プロセス

① 評価（Assessment）

• 筋膜の滑走障害がある部位を特定するため、動作分析や触診を行う
• どの筋膜チェーンに問題があるのかを見極める

② 施術（Treatment）

• 指や肘を使い、筋膜の硬結部（デンシフィケーション）に摩擦熱を加える
• ヒアルロン酸の粘度を変化させ、筋膜の滑走性を回復
• 神経系の調整を考慮しながら、局所と全身のバランスを整える

③ 再評価（Reassessment）

• 施術後に動作の変化を確認し、必要な追加調整を行う
• セルフケアや姿勢の指導を行い、効果を持続させる

筋膜マニピュレーション® 認定スペシャリストとは？

Certified Fascial Manipulation® Specialist (CFMS) とは、イタリアのFascial Manipulation® 協会（Steccoメソッド）から正式に認定を受けた筋膜治療のスペシャリストです。

現在、日本でこの認定を持つセラピストは30名程度しかおらず、世界共通の技術試験と筆記試験をクリアした専門家だけが取得できます。

この資格を持つセラピストは、筋膜の構造や働きについて解剖学・生理学・病理学の専門知識を持ち、

• 筋骨格系（運動器）の評価と治療
• 内部機能障害（呼吸器、消化器、循環器、泌尿器、内分泌系）の調整
• 体の恒常性（脂肪代謝、皮膚温調節、リンパ免疫系）
• 精神・心理面に関連する不調の評価

など、幅広い健康課題に対応することができます。

この認定を取得したセラピストは、Fascial Manipulation® の名称やロゴマークの正式な使用を許可された、国際的に認められた専門家です。

施術の特徴と効果

✅ 摩擦熱を利用して筋膜の滑走障害を解消
✅ 痛みだけでなく、全身のバランスを改善
✅ 関節可動域の向上とスムーズな動作の獲得
✅ 神経系への影響を考慮し、慢性痛の改善

筋膜マニピュレーションは、単なる「コリほぐし」ではなく、筋膜の構造・機能を正常化し、痛みの根本原因を解決することを目的としています。

こんな方におすすめ

✅ 慢性的な痛み（肩こり・腰痛・首の痛み）がある方
✅ スポーツで繰り返しケガをしてしまう方
✅ 猫背や姿勢の歪みが気になる方
✅ 手術後やケガ後の違和感が続いている方
✅ デスクワークや家事で体が固まりやすい方

特に、「いろいろ試したけど改善しなかった…」という方には、

筋膜マニピュレーションによる根本的なアプローチをぜひ試していただきたいと思います。

施術を受けるとどんな変化があるのか？

💡 慢性的な腰痛や肩こり、しびれの軽減
💡 姿勢が整い、スムーズな動作が可能に
💡 スポーツパフォーマンス向上とケガの予防
💡 手術後やケガ後の動きの制限の緩和

実際に施術を受けた方からは、

「こんなに軽く動けるなんて！」
「地面にしっかり足がつく感覚がある」
「痛みが本当に減った」

といった驚きの声をいただいています。

まとめ

✅ 筋膜マニピュレーションは「痛みの根本改善」に特化した施術
✅ 摩擦熱を用いてヒアルロン酸の状態を整え、筋膜の滑走性を回復
✅ 全身の筋膜のつながりを考慮し、局所ではなく全体を調整
✅ 定期的な施術とセルフケアが、効果を持続させるカギ！

もしあなたが、

「この痛み、もうどうにもならないのでは…」

と悩んでいるなら、ぜひ 筋膜整体ASTRRRISE にご相談ください！