ストレスがないのは本当に良いこと?自律神経がうまく働くには?
こんにちは。
静岡市葵区鷹匠の筋膜整体ASTERRISE(アスタライズ)、丹です。
ストレスという言葉は、
どうしても「悪いもの」「減らすべきもの」として扱われがちです。
実際、慢性的なストレスが
痛みや自律神経の不調と深く関係していることは、多くの研究でも示されています。
ただ最近、文献や臨床を振り返る中で、
ひとつ整理しておきたい視点があります。
それは、
「ストレスがまったくない状態が、必ずしも身体にとって良いとは限らない」
という考え方です。
Contents
ストレス=すべて悪、ではない
生理学や神経科学の分野では、
ストレスは一概に「悪」とは扱われていません。
特に重要なのが、
ストレスの質の違いです。
急性ストレスと慢性ストレスの違い
ストレスは大きく、
- 急性ストレス(acute stress)
- 慢性ストレス(chronic stress)
に分けて考えられます。
慢性的なストレスが身体に与える影響
慢性的なストレスとは、
・長期間続く心理的な緊張
・睡眠不足が続いている状態
・逃げ場のないプレッシャー
・痛みや不調が続いている状態
こうした状況を指します。
このようなストレスが続くと、
・自律神経の切り替えがうまくいかない
・回復が追いつかない
・痛みを感じやすくなる
といった反応が起きやすくなることが、言われています。
一方で「短時間のストレス」はどうか
同じストレスでも、
- 短時間
- 自発的
- 回復できる
こうした刺激は、
身体の適応を引き出す刺激として働くことがあります。
ここで大切なのは、
「ストレスがあるから壊れる」のではなく
「処理できないストレスが続くと壊れる」
という視点です。
自律神経は「刺激があってこそ切り替わる」
自律神経は、
- 交感神経(活動・覚醒)
- 副交感神経(回復・休息)
が、状況に応じて切り替わることで機能します。
この切り替えには、
ある程度の刺激(入力)が必要です。
自律神経の柔軟性とは?
文献では、
- 軽い運動
- 心拍数の一時的な上昇
- 寒暖刺激
といった刺激が、
自律神経の柔軟性(環境に合わせて緊張と回復を切り替える力)を
高める可能性が示唆されています。
朝に「少し刺激を入れる」意味
臨床の中でもよく感じるのが、
朝に刺激がほとんど入らないと、
・深部体温が上がりにくい
・交感神経が立ち上がりにくい
・眠気やだるさが残りやすい
といった状態になりやすいのかなと思っています。
概日リズムと朝の覚醒反応
これは、
・概日リズム
・朝のコルチゾール反応
・自律神経の覚醒プロセス
といった生理的な仕組みと関係しています。
朝に、
・少し身体を動かす
・心拍が軽く上がる
こうした刺激が入ることで、
1日のリズムが作られやすくなる方が多いと感じています。
「オフばかり」が逆効果になるケース
最近増えているのが、
「休んでいるはずなのに、身体が重い・回復した気がしない」
というケースです。
大切なのは「ストレスをゼロにすること」ではない
ここで大切なのは、
ストレスを完全になくすことではありません。
・避けられない慢性的ストレスは減らす
・回復できる余白をつくる
そのうえで、
自分で選べる、短時間の刺激を入れる
という視点です。
これは
Yerkes–Dodson law(覚醒水準とパフォーマンスの関係)
とも重なります。
刺激が少なすぎても、
多すぎても、
身体はうまく機能しません。
まとめ
ストレスは、
必ずしも悪者ではありません。
問題になるのは、
・慢性的
・逃げ場がない
・回復できない
こうしたストレスが続くことです。
一方で、
適度で、自発的で、短時間のストレスは、
身体が本来持っている
適応力を引き出すこともあります。
もし今、
・ずっとだるい
・休んでいるのに回復しない
・動き出しがつらい
そんな状態が続いているなら、ぜひASTERRISEにご相談ください。