肩が痛いのに原因がわからない…そんな方に『筋膜の滑り』という視点を
こんにちは!
静岡市葵区鷹匠の筋膜整体ASTERRISE(アスタライズ)の丹勇人です。
今回は、前回のブログでお伝えした「肩関節の構造や病態」の続きとして、
実際にASTERRISEで行っている筋膜アプローチの視点から肩の不調をどう見ているのかについてお話します。
「肩が痛い=肩を揉む」ではない、
もっと奥深い“つながり”に目を向けた内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
筋膜と肩の可動性には深い関係がある
筋膜は、筋肉や内臓を包む“膜”のような結合組織で、
全身に張り巡らされているネットワーク構造をしています。
この筋膜には、滑らかに動く“滑走性”が必要で、
層と層がスムーズに動いていることで、身体全体の自由な動きが保たれています。
しかし、過去の怪我・手術跡・姿勢の偏り・ストレス・過使用などがあると、
この滑走がうまくいかず「癒着」や「高密度化」が起こることがあります。
その結果、本来の関節の動きが妨げられ、
肩の違和感・痛み・可動域制限へとつながってしまうことがあるのです。
実際にあったケース:肩の痛みの原因は胸部の筋膜?
ある方は、「肩を上げると前側が詰まるように痛む」という症状で来院されました。
一般的には腱板や関節そのものの問題が疑われやすい場面ですが、
評価を進めていく中で、胸部から肩前面にかけての筋膜の滑りに制限があるように感じられました。
さらに、その方には過去に腹部の手術歴があり、
それにより胸部〜腹部にかけての筋膜の柔軟性が低下しており、
その影響が肩甲骨の動きにも関わっている可能性があると考えました。
実際、筋膜の滑走性が低下することで、肩まわりの自由な可動性が妨げられることは文献上でも示唆されており(Langevin et al. 2021)、
評価結果と照らし合わせて、今回は肩そのものよりも胸郭まわりの筋膜の滑走性を整えることを中心に施術を行いました。
結果として、肩の動きがスムーズになり、
「詰まる感じがなくなった」「力が抜けるようになった」と変化を実感していただけました。
このように、痛みがある場所“だけ”を見ていても、なかなか改善しないこともあります。
肩の動きは“つながり”でできている
肩関節は単独で動くわけではありません。
実際には、
- 肩甲骨の可動性(胸郭との協調性)
- 鎖骨の動き
- 胸部や腹部の張力
- 頸部や背部の筋膜の状態
といった、多層的な動きと連動して成り立っています。
ASTERRISEでは、単に「肩を押す・揉む」のではなく、
その動きを制限している背景を丁寧に評価し、
必要な部位に必要なアプローチを行うことを大切にしています。
変化は「動き」や「感覚」から現れることも
施術後、よくいただく声があります。
「なんとなく肩が軽くなった気がする」
「動かしやすくなった」
「呼吸が深くなった気がする」
この“なんとなく”という感覚こそが、体のセンサーが整い始めたサインだと僕は考えています。
感覚が変われば、動きが変わり、
その結果として、痛みや疲れにくさにも影響してくる。
僕自身もスポーツを通じてそれを実感しているからこそ、
“感覚を整える”ことの大切さをお伝えしたいと思っています。
もし今、肩の痛みで悩んでいるなら
- 病院では異常がないと言われた
- マッサージしてもすぐに戻ってしまう
- 夜間痛で眠れない
- 可動域が年々狭くなっている
そんな悩みがある方にとって、
筋膜からの視点でのアプローチはひとつの選択肢になるかもしれません。
静岡市で肩の不調にお困りの方、
ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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